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20080122182525
「つけ麺と言うのは、冷たい麺を温かいスープで食べるものをつけ麺と言います。麺が温かいのはラーメンと言います。ですから麺は温かくできません。そんなことやるラーメン屋さんはありませんよ」
長万部のとあるラーメン屋さんのフロア係の品のあるご婦人に、ご教授いただきました。
さすが北海道のラーメン本の最高峰に立つ、名著赤本に掲載される名店に従事される方は違います。

ともあれ、「こだわり」の詰まった塩ラーメンと醤油ラーメンをお願いしました。

「こだわり」がテーゼのご店主が繰り出す、「こだわり」をわざと感じさせない「こだわり」をさりげなく感じながら、熊さん製麺にも似た自家製麺を噛み締め、別に名古屋コーチンを使わなくても、八雲か伊達の地鶏を使っても変わらないようなスープを啜り、バラ巻き肉の硬いチャーシューに手こずりながら、何の工夫も無いメンマに顎関節を磨耗させつつ、その存在理由がはっきりしないままのワカメに別れを告げて、隣客が美味そうに吐き出す煙草の煙りを目で追いながら、「こだわりって誰の為にこだわってんのかなあ。」とラーメン哲学の森へ危うく踏み出すところでした。
「少なくとも、この店主は自分の為にだけこだわってるんだろう。そうじゃなきゃ、そのこだわったラーメンを客に美味しく食べて貰おうと考えるはずだ。」

誰かが言ってたっけ、当て字の店名、店内の能書き、店内に置いてあるフィギュア。
この三つのうちどれかがハマる店は期待薄。
体感しました。
ありがとう。

これで一杯500円は文句はありません。
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