FC2ブログ
晩秋の夜はなぜか「月の沙漠」を口ずさむ。

やがてそれは哀愁となり心のオアシスを求め辿り着いた場所が「侘助」だ。
いわゆる「夜侘」である。

無常の果ての愛の行きつく先はラーメンなのだ。

そしてそれは「坦々麺」になるのだ。

一見、シンドバットの冒険に出てくる悪役風な店主の造り出すチチンプイプイ系の摩訶不思議な一杯。
しかしながら、しっかりとしたラーメン造りをしている店主ならではの味である。

若い店主から酒の勢いを借り、背中に「ラーメンの達人」の威をちらつかせながら、スープの取り方を聞いて自分の店で売るようなラーメン店主の作る猿真似ラーメンなどとは次元も品格も違うのである。

などと言いながら結局は「上手い」のである。
ビジュアルも上手い、味の持って行き方も上手い、喰わせ方も上手い、それが「美味い」に通じるのだ。
20091107125917.jpg
で、調子をコイて「やきめし」だ。
上に乗ったナマタマゴが良い。
トロリとヤキメシをコーティングするのだ。
グチャグチャに混ぜて口の中に放り込み、すぐ坦々麺のスープを啜る。
く~~~!
タマリマヘン。
ラーメンの神様ありがとう!
20091106232336

と云い終えるか終らないうちに「辛いの、チョーダイ」と発注!

シンドバットの悪役風な店主はアキレタ顔で「まだ食べるんですか?」とノタマウ。
寡黙で不器用なボクは黙って頷くだけだ。
この上に乗ってるトンガラシを割って、スープに入れると辛さがジンワリと聞いてきて、これまた堪らない逸品に仕上がる。
嗚呼、北海道には雪が降るのだ。
美味いなあ。
20091106232329


深夜のデートも終わり、帰りがけに蘇える金狼の店に行く。
なんせ、「宮古のわんたん麺」があると言うのでこれは食べずにいられないでしょう!!

話もそこそこにヘイ!マスター!わんたんみいぇ~ん一丁!」とイタリア人風にキメテみる。
ワクワクキドキド。

お~、来た!来たぞ!私にも来た!

なんというウルワシの顔だろう。
素敵なワンタンの海だ。
そして透き通るそれはつい数時間前に別れた彼女のシルエットにも似たキラメキがある。
なんということだろう。
素敵なワンタンはボクのような寡黙な男をも饒舌なイタリア男に仕立て上げるのだろうか!



まず、最初に言っておこう。
  「美味い!!!!!」
このワンタンですよ、これこれ。
いやあ、美味い。
このスープだからこそのこのワンタン。
うん、ベストマッチです。
20091106232340.jpg


今日もごちそうさまでした!
Secret

食事療法